行ってみたいと思いながらも時間と距離の壁に阻まれていた建築。
切望していた建築家 内藤廣 氏 の高知県立牧野植物園を訪れました。
竹林寺のある五台山の頂部に位置したこの建築。
建物中央部に配置された庭園を緩やかな曲線で包含した切妻屋根が掛かる構成です。
ランドスケープもさることながら、自然と共生するサステナビリティを体感する工夫が
随所に散りばめられており、木造の架構が三次元曲線を描きながら
来館者を優しく、そして暖かく包み込みこみます。
内部と外部が緩やかに繋がり、そして生命力にあふれた有機性。
RC造の列柱が丁寧に配置され、ファサードの裏側まで手を抜いていないこと。
そして随所に見えるグラフィックとディテールが
さすが建築家の巨匠と言える、そんな素晴らしい空間でした。
この牧野植物園。
みなさま、必見な建築です☆