「使い続ける」ことを意識する

今回は所属する「山口近代建築研究会」として近代建築に触れます。

 

そもそも近代建築とは…。
ですが、広義では明治(江戸時代後期)から戦後(概ね1950年)までに建てられた建築であり
皆さんが良く知るところであろう1914年に完成した東京駅(中央停車場)は辰野金吾など
西洋の建築様式取り入れた一般的に表現するところの和洋折衷がそれを示します。

 

私が住むこの山口県にも近代建築は多数あり、建築評論家の松葉一清著の「やまぐち建築ノート」で
触れています。

 

下関市から山陰方面(旧豊北町)へ行く便があったので、いつも近くて遠かった「旧滝部小学校」を訪れました。
@現在は太翔館(下関市豊北歴史民俗資料館)

山口県指定有形文化財のこの建物。
そもそも文化財とは何なのか…。

有形・無形・民族・記念物・文化的景観・伝統的建造物群と、大きく分類されており
よく耳にするであろう国宝は有形文化財の中で重要文化財指定を受けたもので、特に価値が高いものを国宝として指定されています。
@ここで紐解くと大変なので詳細は文化庁ホームページを参照してください

 

 

と、いうことで話は戻りまして、1924年(大正13年)に建てられた旧滝部小学校。

 

両翼に平屋の教室棟を持ったウイング形式のファサードでとにかくカッコイイ建築。

 

 

 

教室は当時の様式がそのまま保存されておりタイムスリップする感じがとてもイイ。

 

 

懐かしの身長計があったので測ってみると、なんと1.5cmも縮んでいた!

 

 

 

2階は旧豊北町の廃校となった学校のアーカイブ資料館として展示があり
歴史もさることながら、それぞれの学校建築がとても興味深かった。

 

 

「使い続ける」ことを意識すること。
この旧滝部小学校の改修に携わった文建協(文化財建造物保存協会)さんに、文化財の保存・活用論として
改修当事者として苦労された話を懐古しながら巡りました。

 

残したいならば、残すための耐震診断を行い
壊したいならば、壊すための耐震診断を行い、それが解体の免罪符とする行政。

 

 

残すべき建築は郷土の文化であり、未来へと繋ぐべき遺産であると深く感じたのであった。

@t.imamura

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