日常茶飯事から始まる

資料の重要性を判断するのは後世の人びと。
保存すべきか迷った時は迷わず残す。

こんなフレーズが書いてあった春秋。

 

 

山口県ヘリテージマネージャー養成講座の最終講義。
その最後を飾る基調講演は京都工芸繊維大学教授の松隈洋先生から

「ル・コルビュジェとはだれか」
「時間の中の建築と前川國男が求めたもの」

のタイトルで約2時間半の、何とも贅沢な講演を拝聴しました。

 

日本の建築界の礎を築いた3人の建築家 前川國男、坂倉準三、吉阪隆正。
その一人である前川國男の事務所で20年、設計に従事し大学の教授となった松隈先生。

師匠 前川國男が世界の三大巨匠ル・コルビュジェに従事し、その足跡を分かり易く且つ、リズミカルなテンポで語ります。

 

 

有名な「最小限住宅」を担当した前川國男。

 

 

前川國男のアルバムに残る工事中のサヴォア邸。

ドミノシステムによる水平連続窓を可能とした鉄筋コンクリート造が
実は組積造(ブロック造)であったという希少な写真。

 

 

国際連盟本館のコンペティションに落選した案と山口県宇部市に建つ
建築家 村野藤吾設計の「渡辺翁記念会館」はとても類似していて
村野が落選した案を模倣したのではないかという疑惑?

 

 

有志による懇親会。

建築とは何か…を考えながら建築家 前川國男を再考しました。

 

 

 

「…建築っていうのは、人生のはかなさに対する何らかの存在感をもとめたい、
というところに本当の意味があるんじゃないか(中略)
芸術というものも、そういう、いわば日常茶飯事から始まるんであってね。そのことを抜きにして、たんにエステティクにのみ語られるのはおかしいと思う。(中略)
もしも建築が芸術であるならば、建築家というのは、
骨身を砕いて存在感を求め続ける人間のことだ(中略)そこに多くの人たちとの
コミュニケーションの絆がある」

前川國男  1981年

@T.imamura

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