建築設計の仕事は単に建物を設計し工事監理を行い具現化する
一つのものでなく、その範囲は多岐にわたります。
それは、デザインするという行為から派生した都市計画(マスタープラン)もあれば 維持管理であったり、建築遺産(レガシー)の調査・保存活動であったり
はたまたエリアマネジメントや環境共生、そしてランドスケープデザインなどなど。
建築をつくるという作業のなかで、最近特に重きを考えること。
建築はそれ(単体)だけでは成り立たず、景色や風景との関係性で生まれます。
この景色や風景、あるいみ公共的空間のデザインをランドスケープデザインと言います。
去る11月末に開催した「第14回関門地区(下関市・北九州市)景観ウォッチング&セミナー」に 参加しました。
今年は下関市で開催となり、海峡とまちをつなぐ景観とは何かを考えるため
今、下関が抱える問題の唐戸地区ウォーターフロントをまずは
フィールドワーク。
賑わいのある唐戸市場があり
歩く人影もなく閑散とした唐戸商店街がある
ウォーターフロントと商店街をどのように繋げるのか。
星野リゾートホテルが建設となるため、老舗のグランドホテルが解体となるジレンマに それぞれグループに分かれてワークショップを行いました。
多様な意見が生まれ、そして洗練され、まとめられた内容は
下関市へ意見書(提案書)として提出します。
朝9時から活動し、気が付けば18時。
夜の市場。
なんだかこれはこれで観光資源かも。。。
t.imamura