本日は手続きのお話。
建築を造る過程の中では、様々なstepを経て実際に描いた建築が生まれます。
その1 基本設計 → 基本構想図
その2 実施設計 → 基本構想図をベースとした詳細図面
その3 建築確認申請 → 「その2」で描かれた実施設計図面が法適合しているか審査確認
その4 工事着工
・・・・割愛して
その5 完了検査 → 申請した図面の通りに現場が施工されているかの内容確認
その6 建物完成&お引渡し @いわゆる竣工
と、大きな流れがありますが、その中で様々な申請が必要となります。
それが「その3 と その5」です。
「その3」を紐解いてみると…
◆確認申請 → 法適合確認
◆構造適合性判定申請 → 構造計算が法適合しているかの第3者check!
◆省エネ適合性判定申請 → 省エネ基準に満足しているかの法適合確認
◆その他申請・届出 → 消防法・景観法・ハートビル法・都市計画法・河川法 etc…
と、かなり多種多岐に渡る手続きとなります。
そして建物が完成すると、申請した内容の通りに現場が施工されているかの検査を受けます。
それが「その5」。
◆完了検査申請 → 申請図面通りに施工しているか、材料(杭・鉄骨・コンクリート・仕上材)が法適合しているか
と、その3で申請した内容を細かく現場精査し、ここで問題がなければ晴れて「検査済証」が発行されます。
現在進行形の福岡市南区のクリニックの現場。
既存クリニックの建て替えプロジェクトのため、
クリニックの新築 → お引越し(旧クリニック) → 旧クリニックの解体 → 外構工事 → 完了検査
となります。
完了検査前に新たに建てたクリニックを使用するため、この度必要となった「仮使用認定申請」。
その仮使用申請の検査を受けました。
まるで街中でパトカーを見かけたような ハラハラドキドキ。
@もちろん何もやましいことはありませんが www
しっかりと工事監理を行い、図面通りに、いやむしろそれ以上の出来上がりで完成した現場ですが
検査中の2時間は ハラハラドキドキ。
で、、、
指摘事項なし! の当然でありながら感無量の合格でした。
さぁ、完成へ向けてラストスパートなのだ☆