久しぶりの美術館巡りなのだ。
8時30分、徳山駅前発のバスに乗車するため
朝の苦手は私は、眠い目をほどよく開けながら「みゆき口」を駆け下り
空いたお腹を満たすため、吉野家のカレーをほおばりながら
これまたカラッカラにお腹が空いた携帯を充電。
そして、乗車するとともに渡されたビアでこれまた心を充電
朝から飲むビールは格別で、毎日こんな日が続くと良いなぁと心の底から願ってみて
ワイワイガヤガヤと話をすれば、あっと言う間に 下瀬美術館 へ到着!
敷地は、工業と商業地に囲まれた雑多な場所で、美術館にとって決して良いとは言えないロケーションであり
南側のみに大きく広がる瀬戸内海を、どのように取り込むか趣向を凝らした建物ファサードは
ミラーで風景に溶け込むようデザインされ、また、東西をバーティカルなミラーウォールを建てることにより
創出された親水スペースと、それに浮かぶカラフルなムーブネットの箱体がうまく調和していた。
エントランスホールは、建築家 坂茂 の造形美と紙管の家具が調和する空間構成。
両面採光のコリドーは一見、無機質な空間で「???」と感じるものの
外部から振り返れば、空と大地と建築が融合した造形美でもあった。
次に、外部から展示空間のムーブネット(本来は生活空間の建築的新陳代謝)を望む。
色彩が実に素晴らしい。
この配色は、建築的美術スペースを芸術的に昇華させる機能を内包する意図なのか。
変わって、当日展示されていた展示物を見学。
全作品にバリア的柵がなく、触れられる距離で作品を楽しむことができることが
この美術館オーナーの心意気なのかと満喫。
つづく…