手渡された1枚の紙がある。
ここに1人の名前を書くといった行為に今後4年間が委ねられるのである。
私のたった1票がひょっとすれば社会が変わるかもしれない。
これはいわゆる運命の分岐点。
バタフライエフェクト(バタフライ効果)という現象がある。
ブラジルで蝶の羽ばたきが起こした風が、テキサスでは竜巻を起こすの原因になるかもしれないし
ならないかもしれない…。
未来はちょっとしたことで変わりうるから予測ができないというものである。
とはいえ、世の中には復元力というものがある。
普段、朝食はごはんを食べる人が、パンを食べたとしても、食事を抜いたとしても
その人の運命は大きく変わりはない。
同じように、いつも蝶の羽ばたきが嵐を起こすこはあり得ないのであり
これが「復元力」といったものである。
「今の日本の政治は…とか、野党がだらしない」とか嘆く人がいるけれど、その政治家を選んだのは「あなた」であり
そもそも、その政治家を選ぶ行為にすら参加しない人は、復元力にただ委ね対抗すらしないのである。
母校の食堂が投票所に変わる市長選。
アオハルだった校舎を眺め、18歳の私が今の私に「もっと頑張れ!」と投げかける。
今よりもっとがむしゃらに一生懸命に生きよう。
未来は僕らの手のなか。
@t.imamura